2019/01/27

距離感が

 移転して一番感じるのは「距離感が程よい」と言うことか。

再オープンして2ヶ月、お客様の様子を見ると、とてもリラックスして
お食事している様に感じていた。

これは何故なのか。
「ただ単に客席間をゆったりさせた」それが「距離感が程よい」
と言うことだろうと思っていた。





もちろんそれも大きな要因のひとつに違いないと思う。
けれど、先日お昼にご来店されたお客様が食後に、
「おいくらでしたっけ?」と、席からこちらに向いてさらっと問われた。
それがとてもさり気なく、とても自然(と僕には感じられた)で、
大げさでなくハッとさせられた。
「これだ!この距離感だ!」


旧店舗は鰻の寝床の様な店で、自分から遠い席の状況は、
全く分からなかった(見えなかった)。
そして天井が高く、尚且つ厨房の位置を30cm程下げていた為に、
客席からの声も反響して聞き取れなかった。
それがここに来てからは客席もだいたい見渡せるし、お客様の声も以前よりは聞き取れる、そして厨房からもすぐに客席に出ることが可能だ。

これらは全て店側から感じる「距離感」なのだが、
このお昼の件でこれはお客様側からも感じている「距離感」なのではないかと思い至った。

客席間をゆったりさせた事による程よい距離感
お客様から店側への程よい距離感
店側からお客様への程よい距離感

そんなことがうまい具合に掛け合わされて、いい距離感が出来ているのではないか?
そんな事をお客様のさりげない「おいくらでしたっけ?」
の一言から感じたわけです。

程よい距離感があるとお客様もゆっくりと楽しい、お店も楽しい。
この程よい距離感を大切に今日もやって行こうと思います。
(長々とオチの無い長文失礼しました。)

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